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ネット銀行の住宅ローンってどうなの?従来ローンとの比較

低金利時代といわれる現在、さらなる底打ちを見せるネット銀行の住宅ローン。総支払額を抑えたい方には、かなり魅力的に映ります。しかし本当にネット銀行のローンで住宅を購入しても大丈夫なのでしょうか?融資条件から金利、審査まで、従来ローンとの違いを比較してみましょう。

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とにかく低金利なネット銀行!

現在、ネット銀行を利用すれば、非常に低金利で借り入れをすることも可能です。その上で、保証料0円、繰り上げ返済手数料0円などの特典もあり、トータル的な費用を抑えたマイホーム購入の手段として大きな注目を集めています。 競合となるネット銀行との差別化を図るために、女性専用の出産時には金利引き下げる特典や、ネット銀行ならではのポイント添付や、系列店舗での買い物の際、5%の割引を実施するなど、多彩なサービスを展開しています。住宅ローンと連動して、日常の買い物がお得になるなど、家族が増え出費がかさんでしまう世帯には大きなメリットとなってきます。

借り入れ条件や審査は?

気になるのが、融資条件や審査の問題です。一般的な従来のローンと、判断される項目自体に大差はないものの、ネット銀行のローンにおいては、年収などの支払能力がより高めに設定されることが多くなります。 また、対面で手続きを進める店舗型の金融機関とは異なり、ネットだけで申し込みが完了します。そのため、明確に打ち出された基準をクリアしている方のみ、審査を通過していきます。しかし、地方銀行などのように営業エリアの定めがないため、全国各地から平等に申し込みができます。

従来ローンとのシミュレーション比較

圧倒的な低金利を誇るネット銀行の住宅ローン。実際のシミュレーションを通して、どの程度の差が開くのかを見ていきましょう。借入金は3500万円、返済期間を35年と仮定します。 <従来ローン> ・金利…0.975% ・返済月額…約9万8000円 ・総返済額…約4100万円 <ネット銀行> ・金利…0.588% ・返済月額…約9万2000円 ・総返済額…約3800万円 約300万円の差が開いています。しかし従来ローンとネット銀行の費用の差を広げている要因は他にもあります。 <従来ローン> ・保証料…金利に0.2%上乗せ ・事務手数料…3万円(税別) <ネット銀行> ・保証料…なし ・事務手数料…借入金の2.0%(税別) ここまでではどちらがいくら安のかわかりませんよね?実際に計算をしてみます。 <従来ローン> ・保証料…金利0.2%上乗せ=約138万円 ・事務手数料…3万2400円(税込) <ネット銀行> ・保証料…0円 ・事務手数料…約75万円 つまり住宅ローンの総返済額比較では約300万円、保証料・事務手数料においては約66万円もネット銀行がお得なのです。

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ネット銀行のメリット・デメリット

ここまでを見てみると、メリット満載に映るネット銀行。しかしデメリットも存在しています。 <メリット> ・金利が低い ・保証料、繰り上げ返済手数料、団体信用生命保険加入料が0円の場合が多い ・店頭に出向かずに申し込みが完結する ・各ネット銀行の多彩なサービスが受けられる <デメリット> ・対面での相談や手続きができない ・審査に時間がかかる ・リスク回避のため審査が厳しい 対面で相談や手続きを進めていれば、少し難しい融資案件でも、ある程度金利を上げて審査を通過させるなどの融通が利きやすくなります。しかし、ネット銀行の場合には、借りる人や購入住宅に向き・不向きが出てきてしまうため、はねられてしまう方も少なくありません。 一般的には、ネット銀行は「借り換え」や「基本的な知識がある」方が向いているローンです。つなぎ融資や借地審査などの複雑な物件の場合には、従来通り対面式で進められる店舗ローンがお勧めといえます。